ゴツン! ゴロゴロ〜。 ゴツン!
むすこくん
PaPa
寝返りがうてるようになるまでは早く寝返りをうって欲しいと楽しみにしているものですが、いざ寝返りをうちだすと今まで以上に目が離せなくなりますね。
寝ている間赤ちゃんがコロコロと寝相を変える事は珍しくありません。寝相が悪いのには何か原因があるのか?
気を付けなければならない事をまとめてみました。
もくじ
赤ちゃんの寝相の悪さ3つの原因
①赤ちゃんの体温が高くなるため
赤ちゃんの体温が高くなるから寝相が悪くなるというのはどういうことでしょうか?
赤ちゃんは成長の真っ只中です。信じられないほどのスピードで急成長しています。
新陳代謝が活発でちょっとした傷なんかもすぐに回復してしまうほどで、成長パワーフル回転なんです。パソコンもいろんなアプリを同時に立ち上げて作業しているとフル回転でどんどん熱くなりますよね。あんな感じです。
そして、その成長に欠かせないものが成長ホルモンです。
つまり赤ちゃんや子供の寝相の悪さの1つに成長ホルモンが関係しています。
成長ホルモンは、寝ている間に分泌するもの。そしてその成長ホルモンは赤ちゃんの身体の表面温度を上げてしまいます。
成長ホルモンを分泌するには体温を下げる必要があり、体外に発散させるために寝相が悪くなると言われています。
赤ちゃんは1時間に20回程度寝返りをうちます。寝返りの回数が多いから180度回転なんてよくある事です。
むすこくん
②赤ちゃんは寝ながら復習している
赤ちゃんは日中学んだ事を寝ている間に復習すると言われています。この復習は浅い眠りの時に起きています。
人間の睡眠にはレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の2種類があります。そのレム睡眠の方で赤ちゃんは一生懸命復習をしているのです。
レム睡眠は、体は寝ているけど脳は起きている状態で、体を動かしながら起きている間にあったことを脳に記憶します。
大人の場合は、レム睡眠は睡眠全体の約20%ですが、赤ちゃんの場合は約50%もあります。
大人に比べて赤ちゃんはレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが短い為夜中に何度もレム睡眠が繰り返されています。
この時に体が動いているのですね。成長している証ともいえるという事です。
③部屋や寝具の温度調節
部屋が暑すぎたりするのも寝相が悪くなる原因の1つになります。
赤ちゃんはもともと平熱が大人よりも高いです。それは先ほどお伝えした通り、物凄いスピードで成長しているからでしたね。
大人の平熱が36.5度に比べて赤ちゃんの平熱は37度前後ですので、0.5度~1度ぐらい高いと言えます。
大人にとっては丁度良い気温でも赤ちゃんにとっては暑いと感じる場合があるので、赤ちゃんの様子(汗をかいていないか、体は熱くないか)等を確認し赤ちゃんの状態にあった気温調節をしてあげてくださいね。
もともと赤ちゃんは体温が高く暑がりなので、大人にとってはやや涼しいくらいの方がちょうどいいです。
寝冷えを心配して暖房をつけている人も多いですが、設定温度は低めに設定しましょう。
寝相が悪いと3つの心配ごと
PaPa
①体温の調節を注意
1つ目の心配ごとは、体温の調節です。
赤ちゃんの体温が高いと言っても寝相が悪いと掛けている布団がかかっていない、布団からはみ出ている、寒い冬の夜なら手足が冷たい、なんて事もあります。
特に冬は部屋自体が寒くて寝冷えしないか、風邪を引かないか心配になります。夜中に何度も布団を掛けなおすママも多いと思います。
その対策としては、布団がかかっていなくても寒くない格好で寝かせる事。赤ちゃん用の腹巻やスリーパーを活用しましょう。勿論、暑すぎも良くないので夏用、冬用と使い分けて調節しましょうね。
暖房をつけて寝る際にも暖房の設定温度は少し涼しいくらいの低めの設定にしておくといいですね。
②うつ伏せ寝に注意
2つ目の心配な事は、「うつぶせ寝」からの「乳幼児突然死症候群」です。
生後5~6か月頃になると、仰向けに寝かせていてもコロコロと寝相が変わり、いつのまにかうつ伏せになっていることも少なくありません。
特に注意なのは寝返りができるようになったばかりの初期。寝返り返りができるようになれば苦しくなったら仰向けになる事は出来ますが、一方にしか寝返りが打てない時期はうつ伏せの状態が長引くのが注意が必要です。
「乳幼児突然死症候群」は月齢として6か月くらいまでが最も多く1歳以上でも稀に発症します。
うつぶせ寝が必ずしも「乳幼児突然死症候群」をまねくとは限りませんが、起きるケースが多いという報告もあるので、可能性の一つとして気を付けておきましょうね。
③ベッドから落下
3つ目の心配はベッドからの落下です。
ベビーベッドを使用していれば一般的にベビーベッドには柵がありますので落下は考えられません。
しかし、大人用ベッドで一緒に寝ていたりすると、寝相が悪い場合落下の危険性があります。
大人用ベッドで寝かす場合にはベッドガード・サイドガードなどを設置して落下防止ができます。
むすこくん
実はうちの息子くんはベビーベッドを卒業してパパ・ママと一緒に寝ていますが、もう5、6回落ちています。
いつも落ちる場所が決まっているので、全体的にクッションが置いてあり大丈夫なのですが、10日に一回くらいは夜中に落下して「ふえ〜ん」と泣き言で気づくことがありました。
ポータブルベッドガード【セーフティベルト付き】5,378円(税込)
こんな感じのベッドガードを取り付けようと検討はしましたが、ベッドを壁に寄せているので、片側は壁があって、
反対側にはママとパパが寝ているので安全です。あとは足元にベッドガードをつければ良いのですが、ベッドの構造上取り付けができないので、
結局下にクッションを敷き詰めて落ちても痛くないようにしています。
うつぶせ寝の注意点
とは、言っても夜中に何度も起きて赤ちゃんをチェックするのはお母さん、お父さんの体力が持ちません!
うつ伏せ状態になると、シーツや枕などで窒息しやすいので、ベットのマットレスやシーツ、布団や枕は柔らかくてふわふわな素材よりも堅めの素材を選びましょう。
また頭の周りにはぬいぐるみやおもちゃ等も、寝返り返りの妨げになる場合があるので寝るときはできるだけ置かないようにしましょう。
また着せる洋服もフードがついていると、寝返りの時に顔にかぶさって大変危険ですので、フードなしタイプの物を選ぶと安心ですね。
赤ちゃんの寝相が悪い時の対策
赤ちゃんが寝ている時に動き回るのはそう珍しい事ではなく、動き回るほど元気に成長している証!
成長に悪影響という事ではないので特別な対策、寝相の矯正をしなければならないという事はありません。大きくなれば少しづつ寝相もよくなっていくそうです。
我が家で行った事と言えば、赤ちゃん用ベッドとパパママ用のベッドをくっつけて移動するとママの方にくっつくようにしました。
また、ベビーベッドの木製の柵には柵用カバーを取り付けました。
足元の方から落ちてしまうことがあるんだけどね〜。
PaPa
敷き布団のご家庭では、布団からはみ出ている事がほとんどなので、部屋の端から端まで布団を敷くようにし、布団から落ちないようにしてるようです。
敷布団がない床で寝るのは身体がとても冷えますからね。あとは上記にも記載した通り寒い時はスリーパーを着せたり、お腹を冷やさないようにしましょう。
まとめ:寝相を楽しもう
赤ちゃんとの生活は心配事も沢山ありますが、無理に寝相を矯正しようとせず、あまり神経質になりすぎず、たまには今話題の寝相アートをしてみるなど今のこの可愛い時期を記録しておくのもいいですね。
大きくなった頃見返して「あの時とても寝相が悪かったなぁ」と懐かしい思い出話に花が咲くかもしれませんよ。
赤ちゃんの時期はあっという間です。いつの間にか大きくなっています。穏やかな気持ちで、育児を楽しみましょう。