むすこくん
PaPa
今まではおっぱいやミルクのみで生まれたときの倍近くの体重にまで成長した赤ちゃん!
5か月となればおっぱいやミルクの間隔もすこしずつ安定し、1日の生活リズムが整ってきている子もいますよね。
ここで「離乳食」という新たなミッションが加わる事になります。
今まで「吸う」事で生命の維持ができていた赤ちゃんが、「食べる」事を覚えます。
正直、離乳食作りは「めんどくさい」ですし、大人とある程度同じものが食べられるのは2歳位までかかります。
けれど赤ちゃんがステップアップするために誰しもが通る道。
程よく手を抜いて、気長に頑張っていきましょう。
ここでは、離乳食はそもそもどうやって作るの?、赤ちゃんが食べない・・・、市販の離乳食の活用法は?
どういったスケジュールで進めていけばよい?といったような疑問や悩みを解決していきたいと思います。
もくじ
赤ちゃんが離乳食を食べない
これはほとんどのパパママが持つ悩みです。
最初からパクパク食べてくれる赤ちゃんはほんの一握りです。
「赤ちゃんは離乳食は食べないもの!1か月続けておかゆ5口食べるようになったら良い方」
と、ドーンと構えて心得ましょう。
また、その子にとって離乳食を始めたのが早すぎた、という場合もあります。
始め時のポイントとして
ポイント
- 首がしっかり座っている(しっかりするまでに半年近くかかる子もいます)
- 支えてあげればお座りができる
- 大人が食べているものに興味を示したり、マネして口をモグモグさせる
この3つが揃ってから始めるのが良いとされています。
最近は5か月になったら始める子が多いですが、まわりの子に吊られて焦って始めたけど全然食べない、というのであれば一度中断して様子を見ても良いかもしれません。
遅くても6か月が終わるまでにスタートすれば大丈夫です。
(2人目、3人目になると、7か月でようやく始めたという方もいらっしゃいます!)
おっぱいやミルクが大好きで、中期に差し掛かってもほとんど食べないという子もいるので、その場合は「アレルギーチェック」だと思って割り切ると、パパママの気持ちも少しはラクになりますよ。
離乳食の作り方
赤ちゃんが5か月になると、離乳食教室などに行かれる方も多いと思います。また離乳食の本を購入したりする方もいるのではないでしょうか。
しかし、教室や本で教わる方法は、なんだかとっても手間がかかって大変そうで、「これを毎日続けるの!??」と思いませんでしたか?
大丈夫。そこまで手間暇かけなくたって、離乳食は作れます。
また、教室なんて行ったことないから作り方が分からない・・・という方でも、レンジなどで簡単に調理できてしまう方法を紹介させていただきます。
離乳食、基本の10倍がゆ
まず最初に食べさせるのが10倍粥です。基本の作り方をマスターしておいて、月齢が上がるにつれ、水分を少なくしていきましょう。
ここでは、米から作る方法、炊けたご飯から作る方法、炊飯器で作る方法をご紹介していきます。初期~中期は赤ちゃんが食べる量が少ないので、まとめて作って、製氷皿に入れて冷凍しておきましょう。
ちなみに、製氷皿は100均などにも売っていますが、フタがしっかりしまるのに開けやすい、中身が取り出しやすいという点で、リッチェルがオススメです。
1ブロックの大きさも15ml・25ml・50mlと種類も豊富なので、赤ちゃんが1回に食べる量に合わせて、変えていく事ができます。(初期は15mlで十分です)
離乳食用おかゆの作り方
ほんと便利になりましたね!クックパッドには離乳食の作り方もアップされてます。
その中からご紹介していきますね。
ではおかゆの作り方です
米から作るレシピ
炊けたご飯から作るレシピ
炊飯器で作るレシピ
こちらは炊けたご飯と適量の水のみで電子レンジで5分ほど加熱すれば、おかゆができる優れものです。
裏ごし器やすりおろし器もセットになっているので、これ1つあれば、おかゆだけでなく、野菜や果物も離乳食用に調理できます。
専用のレシピをついているので安心ですね。
どの方法で作っても、最初は、できたおかゆをブレンダーでしっかりつぶしたり、裏ごし器で裏ごしして、滑らかにしてから与えましょう。
ブレンダーにかけただけでは粗さが残ってしまい、結局裏ごししないと食べてくれない赤ちゃんもいます。
裏ごしは面倒ですが、最初の2か月くらいの辛抱です。
1度作ってしまえば、赤ちゃんが1回に食べる量は少ないので、約1週間分の冷凍ストックができますよ。
PaPa
離乳食用だし汁の作り方
野菜ペーストやおかゆに加えるだけで風味豊かになる出汁。
離乳食初期~中期の味付けは、醤油などの調味料を使わずになるべく出汁だけで素材本来の味を覚えていくのが基本です。出汁も冷凍できるので、時間のある時に作りおきをしておくと便利です。
ごくまれにカツオでアレルギーがある場合もあるので、最初は昆布だし、次にカツオ出汁というように、分けて与えた方がよいですね。
食べられる野菜の種類が増えてきたら、野菜を茹でたときの汁を出汁として使用できますよ。野菜ペーストを作る時にできた汁でもよいですし、大人用のカレーや野菜スープなどを作る時に、油や調味料が入っていない状態の汁を取り分けても良いですね。
こちらの粉末出汁がおすすめです。添加物無し・食塩不使用なので赤ちゃんにも安心して
お使いできますよ。
PaPa
お野菜やタンパク質の離乳食の作り方
にんじん
離乳食の王道野菜といえば、にんじんです!
人参の調理法についてレシピ紹介します。
人参をゆでる時のポイントとして、大きく切って時間をかけた方が柔らかくなりますよ。
ゆでた人参はブレンダーにかけたり、すり鉢で滑らかにして与えてあげましょう。
じゃがいも
離乳食の王道野菜第二弾のジャガイモです。
のばす時、だし汁ではなく溶いた粉ミルクでのばすとポタージュ風になります。
ほうれん草
カリウムや鉄分などもミネラルが豊富なほうれん草は離乳食に是非取り入れていきたい野菜です。
白身魚
野菜に慣れてきたらたんぱく質にチャレンジです。タイやヒラメやタラなどの白身魚は離乳食初期から食べられる食材になります。切り身を買うと骨取りが面倒なので、お刺身を買って調理するのがオススメです。
豆腐
たんぱく質といえば豆腐にもチャレンジしてみましょう。
絹豆腐をレンジで30秒ほどチンをして、なめらかに裏ごしすれば完成です。
慣れてきたら、野菜ペーストと出汁と組み合わせて、白和えができますね。
人参と豆腐の白和え
サツマイモやカボチャ
サツマイモやカボチャは元々甘味があるため、好きな赤ちゃんが多いです。
粉ミルクなどと混ぜるとよりなめらかになりますよ。
サツマイモは繊維があるので、便秘にも効果があります。
ただし、唾液が少ないタイプの赤ちゃん(スタイなんて全く要らないようなタイプの子)ですと、うまく飲み込めすもごもごしてしまい嫌ってしまう事もあるようです。
むすこくん
サツマイモは焼き芋を1歳過ぎてからもずっと食べてるし、かぼちゃも離乳食初期からずっとよく食べてるね。
PaPa
サツマイモのミルクペースト
カボチャのおかゆ
どうでしょうか?
作ってみると、案外思っていたより簡単です。
離乳食初期というのは、1つ1つの食材を赤ちゃんに覚えてもらうと同時にアレルギーチェックをするというのが目的です。
離乳食初期の1~2か月で、まずは1~8の食材がクリアできればよいでしょう。
もし食べられていなくても、その子のペースに合わせて焦らずゆっくり進めてあげてくださいね。
どんな離乳食が良いかわからない
中期になってくると、食べられる食材が増え、アレンジメニューも作りやすくなります。
ある程度食べられる食材は増えたけれど、どんな離乳食が良いのが分からないとお悩みの人がいると思います。
基本的には、炭水化物・野菜・肉や魚などのたんぱく質が、赤ちゃんの月齢に見合った量が取れていれば問題ないでしょう。
後で掲載している「離乳食の進め方」の表に、それぞれの月齢に見合った量を記載しているので参考にしてみてくださいね。
離乳食がマンネリ化していて同じメニューばかり食べさせているという方には
クックパットなどのレシピサイトで先人の知恵を借りたり、月齢に見合った市販のレトルトを購入して、味付けや食材の大きさ・柔らかさを確認してみるのもよい方法です。
また、和光堂やピジョンやキューピーなど主に離乳食のレトルトを販売している会社のHPでは月齢に見合った離乳食レシピを紹介しているので、とても参考になりますよ。
新たに赤ちゃんの好きなメニューを発掘できるかもしれません!
和光堂「わこちゃんカフェ」
ピジョン「赤ちゃんのハッピーミール」
キューピー「キューピーベビーフードを使ったアレンジレシピ」
市販の離乳食の活用法
ここでは、市販の離乳食についてのご紹介をします。
今は便利なレトルトがたくさん販売されていますので、どんどん利用していきましょう。
裏ごしが苦手な方必見!和光堂の米がゆ。
お粥の裏ごしは粘り気があるので、とても大変です。
これを使えば、お湯で溶くだけで簡単に滑らかなお粥が出来上がります。
大地の恵み!大人も嬉しい北海道野菜フレークセット
無添加・無着色の安心の北海道産野菜フレーク4種お試しセットです。100%北海道産のお野菜を使用しています。
お湯やお水で混ぜるだけで簡単に野菜ペーストが出来上がります。フレーク状のまま密閉陽気で保存すれば常温保存も可能です。
★ネットで買えない番外編「co-opのパラパラしらす」
出典:ヒトとコトと
こちらはAmazonや楽天などでは購入できないため、URLを貼ることができませんが、生協の宅配を契約されている方はぜひ購入してみてください。
塩抜きをする必要がなく、パラパラの状態で冷凍されているので、使いたい時に使いたい分だけ取り出せるので、非常に便利です。
PaPa
では次に野菜単品のチェックが済んだ赤ちゃんへ、複数の野菜がセットになって粉末も便利です。
複数のお野菜が一緒に取れて便利ですね
野菜とお魚が同時に取れますね!
離乳食中期であれば、鶏レバーにもチャレンジできます!
和光堂のレバーペーストは匂いがほとんど無く食べやすいと評判です。
レバーは子供の貧血予防にもつながります。
生後8-9ヶ月になると、生まれた時にお母さんからもらった鉄分の貯金が無くなってくるので、離乳食でしっかり鉄分も取っていく必要がありますよ。
最後に、中期・後期と段階が進めば、ある程度たべられる食材が増えるので、市販のレトルトにもチャレンジできると思います。
和光堂や、キユーピー、ピジョン等々、信頼できるメーカーから沢山の種類がでています。
ビンやカップに入ったレトルトもあるので、外出先で便利ですね。
先程も言いましたが、市販の離乳食を利用すると、味や大きさ・硬さなどが月齢にあっているかの確認ができるといったメリットもあります。
初めてのパパ・ママは特に離乳食は赤ちゃんのためにも手作りにこだわる傾向にあります。しかし、昔に比べて今は離乳食の種類も豊富で安全性も高いようです。
赤ちゃんの分だけ少量で手作りするのは想像以上に大変です。三回食となり、パパママの負担も大きいです。
上手く市販の離乳食を活用して、なるべくストレスがないように、頑張っていきましょう!
離乳食の進め方
では、実際にどのように進めていけばよいのでしょうか。
分かりやすい表が、和光堂の公式HPに掲載されているのでぜひ参考にしてみてください。
5~6か月の離乳食初期
ではまず、5~6か月の離乳食初期の進め方のポイントです。
5~6か月の離乳食
・離乳開始後約1か月間 1日1回食から始める。
・赤ちゃんの機嫌や健康状態のよい時に始める。
・まずはアレルギーの少ない米から。
・初めて与える食品は1日1品1さじから。徐々に増やしていき、最終的に米類小さじ6・野菜小さじ3・魚など小さじ2が1か月後に1度の食事で食べらる事を目指す。
・初めての食材は午前中に与える。(もし具合が悪くなっても病院が空いているため)。
・与えるのは午前中の授乳前がオススメ。
・離乳開始して1か月をすぎた頃から1日2回食に進める。2回目は、1回食の1/3量から始め、徐々に増やしていく。
・母乳やミルクは欲しがるだけ与えてOK。
和光堂公式HPでは、1~30日目までの進め方目安量の例・さじ加減例が掲載されているので参考にしてみてくださいね。
初期~中期は離乳食を与える時間や母乳やミルクの兼ね合いが気になるかと思います。
基本的に母乳は欲しがるだけ与えてOK、ミルクも中期当たりまでは欲しがるだけ与えて
OKで、その後は徐々に減らしたりフォローアップミルクに切り替えると良いでしょう。
もちろん、離乳食を食べてもらうために、時間の調節は行うようにしましょう。
静岡県浜松市の離乳食教室にて、分かりやすい表がありましたので、こちらを参考にし
てみてくださいね。
7~8か月の離乳食中期
次に7~8か月ごろのポイントです
7~8か月の離乳食
・食事は2回。2回目の食事も1回目の食事と同じくらいの量で。
1回量のおおざっぱな目安として、おかゆ・野菜・たんぱく質をすべてまぜると、子供用茶碗の半分くらいになれば良いといわれている!
・便の中に野菜がそのまま出てきても、下痢便でなければ与えるのを中止する必要はなし。月 齢が進み消化・吸収力がつくと、そのまま出てくることは減ってくる。
・魚や豆類、鶏肉などたんぱく質の豊富な食品と野菜を組み合わせて栄養バランスを。
・離乳食の量が増えるにつれて、母乳やミルクの量は減ってきますが、ほしがれば授乳のリズ ムに沿って与えてOK。
・順調に進んでいればそろそろ卵黄にチャレンジ!
和光堂公式HPでは7~8か月の1回量の目安などが掲載されているので、参考にしてみてくださいね。
9~11か月の離乳食後期
次に9~11か月ごろのポイントです。
9~11か月の離乳食
・この時期は、鉄が不足しやすいので赤身の魚や肉、レバーを利用する。
レバーなどはレトルトを使用した方が調理がしやすい。
フォローアップミルクを食事の時に与えたり、調理に使うと良い。
・食パン・茹で野菜のスティックなど手つかみ食べがしやすいように工夫する。
・暑いときや汗をたくさんかいたときには、水分の補給に配慮する。
・離乳食の進み具合に個人差がでてきます。あせらず根気よく。
・卵黄が大丈夫であれば、卵白にチャレンジ!
和光堂公式HPでは9~11か月の1回量の目安などが掲載されているので、参考にしてみてくださいね。
この頃はしっかり噛む事を覚えさせる時期です。こちらの表も静岡県浜松市で配布されている表なので、食品の大きさ固さなどの参考にしてみてくださいね。
一歳以降の離乳食
最後に1歳以降のポイントです。
一歳頃の離乳食
・大人の食事を利用して献立に変化を。
・1歳を過ぎたら、牛乳かフォローアップミルクを1日400mlコップであげるように。
・暑いときや汗をたくさんかいたときには、水分の補給に配慮する。
・軟飯のおにぎり、食パン、野菜スティック、野菜の入ったパンケーキなど、手づかみ食べしやすいメニューにする。
・おやつは食事で取りきれない栄養素を補うのに大切。
生活のリズムが整い、食事と食事の間がかなりあくような場合や、食欲が旺盛な赤ちゃんには1日1~2回、時間と量を決めておやつを与えてもOK。
必ず与えなければいけないものではないので次の食事の妨げにならないようにする。
和光堂公式HPでは12~18か月の1回量の目安などが掲載されているので、参考にしてみてくださいね。
参考
12~18ヶ月頃の離乳食の進め方の目安わこちゃんカフェ
まとめ
ここでは、一般的な流れを説明してきましたが、子供の個性によって、食べる量・好みなどは千差万別です。
離乳食がうまく進まないと「自分の調理法・進め方が悪いのではないか・・・」と不安に思う方も多いと思います。
けれど、睡眠に関してお昼寝をたくさんする子、しない子、夜しっかり寝る子、夜泣きをしてしまう子がいるように、離乳食を食べる食べない、手づかみ食べをするしない、大人と一緒の硬さのご飯が良い、おかゆじゃないと食べない・・・など、その子の個性によるものが大きいです。
食べない子に関しては、そのうち大きくなれば嫌でも食べる!アレルギーチェックと食べられる食材を増やす!くらいの気持ちで割り切って、周りの子どもと比べ過ぎず、その子のペースで進めていけるとよいですね。