「妊娠・出産は、男にはできない大仕事」育児雑誌を開くと、そんな言葉が並んでいます。
実際その通りです。いくら男女雇用機会均等法が整備されても、ジェンダーレスな世の中になっても、男のくまパパには妊娠も出産も出来ません。もしできるならばしたいかと聞かれれば、3日3晩は悩むでしょう。それほど大変な事なのです。
PaPa
パパには何ならできるでしょうか?
妻が妊娠して頑張っている間、何をするべきでしょうか?書籍やインターネットで調べると、数限りなく出てきて逆に不安になります。
夫はスーパーマンにならないといけないのかと心配になるくらいです。無理をしてはいけません。「大丈夫だよ」そう笑顔で声を掛ける事から始めましょう。あとは、パパになる為のほんのいくつかの心構えを今からお話しします。
もくじ
嫁はこの期間の事を、一生忘れない
PaPa
そう、よく聞く言葉です。
妊娠を告げた時、つわり中、出産の時の3つを特に抑えておく必要があります。ちなみに我が家では、妻から妊娠を聞いた私は小躍りして喜びました。
はしゃぎすぎて風呂場の珪藻土マットを割ってしまったくらいです。これは妻的には「優良」との評価でした。もちろん先の事を考えると責任や費用が頭をよぎりますが、とりあえず愛しの妻との間に子供が出来た喜びを全身であらわすのが良いようです。
PaPa
つわり中については、我が家は今がちょうど真っ盛りです。妻もしんどそうですが、私もしんどいです。でもイライラしちゃあいけません。一緒に頑張っていこうね、と一言掛けるだけで妻の表情がぐっと柔らかくなります。
PaPa
出産の時はまだ来ていませんが、ゴルフや飲み会に行っていると一生恨まれるらしいです。事あるごとに言われ、子育てにおいても発言権がガクッと下がるとの先輩談をよく聞きます。今からしっかり職場にアピールし、有給休暇も多めに残しておきます。
PaPa
つわりの時の食事は、初デートのように〜
PaPa
気になっている子、好きになった子をデートに誘う時、念入りに下調べして準備しますよね?
好きな食べ物、嫌いな食べ物、雰囲気作りから会話の内容まで、全力で気を遣うと思います。その気持ちを思い出してください。そしてつわり中の妻に全力で気を遣ってください。
PaPa
人によって吐きつわりや食べつわり寝つわりなど色々な体調変化があると思います。うちは吐きと寝のMIX型でした。日によってひたすら寝続けたり、水を飲んでも吐いてしまったり。特に匂いに敏感になって、私が料理し始めるとトイレから出られなくなる日も・・・。
昨日は美味しい美味しいと喜んで飲んでいたスープが、今日は口に入れた瞬間吐き気を催してゴミ箱行きなんてことも度々ありました。
でも、これでめげていてはパパにはなれません。2回目のデートで失敗したら3回目のデートで取り返すのです。面白そうな映画を借りてきたり好きなミュージシャンの音楽をかけたり、趣向を凝らしました。
妻が単純な性質だからかも知れませんが、楽しい事に意識が向いているとつわりがマシになる傾向が見られました。
料理も日々工夫です。クマさん形とハート形に作ったハンバーグは、食べる前まで大喜びでした。ナイフで切った瞬間玉ねぎの匂いにやられ、全て私の胃袋に収まる事となってしまいましたが。
ともかく味や見た目にムードも含め、食事には細心の注意を払っています。妻をもう一度口説き落とそうかという勢いです。
PaPa
ママの方がしんどい、しかしパパもしんどい。
PaPa
一番しんどいのは妊娠している本人だ、というのはよくわかっています。
「ママはしんどいよなぁ」「大丈夫?」「ありがとう」声をかけてマッサージをします。掃除洗濯もします。洗い物だって慣れたものです。
こういう時に一人暮らし歴が長いと家事が苦にならなくて良いなぁなんて思ったりもします。
しかし、しかしです、もちろん一日働いた後に家事をして気を遣って色々我慢して新米パパしているわけですから、疲れます。いくら妻を愛していても出産を待ち望んでいても家事が苦にならなくても、疲れるものは疲れるのです。
子供が生まれたらもっと大変だぞ、なんて脅しをかけてくる諸先輩連中もいますが、その時はその時です。ママの体調を一番に考えますが、自分の事を疎かにしてはいけません。
しっかり食べて、たっぷり寝る。ストレスが溜まってきたら、息抜きをする。ママの実家を頼るのも一つの手です。半日だけでも時間を作って飲みに行くなり思いっきり趣味に没頭するなりしてリフレッシュしましょう。
パパが疲れていたりイライラしていると、ママや子供にも伝わります。皆そろって倒れてしまう前に、早めの息抜きを心がけましょう。
PaPa
まとめ
妊娠も出産も、とても喜ばしく素晴らしい事です。そして、新たな命を育んでいくという他の何物にも代えがたい大事な事です。
妻が安心して過ごせるよう夫は支え励まし、互いに気を遣いあって二人で素敵なパパとママになっていきましょう。「大丈夫だよ」ママにも自分にも、そう言ってあげてください。
今しかないこの時間を楽しんでいきましょう!
PaPa