むすこくん
むすこくん難しい言葉知ってるんだね。じゃあ、今日はECE規則44号について解説するね。
PaPa
チャイルドシートを調べていると「安全基準・ECE規則44号(ECE/R44)」「ECE/R44-04]という言葉を目にしますよね。
未来ある僕たち子供たちを守るために、道路交通法第71条には「自動車の運転者は幼児用補助装装置を使用しない幼児を乗車させて車を運転してはいけない」と明記されています。
この道路交通法でいう所の幼児とは、6歳未満の子供を挿していてその年齢以下はチャイルドシートの使用が義務付けられているというわけですね。
このチャイルドシートにはECE規則というものが存在しています。
また6歳未満でもチャイルドシートを免除される事がある?という疑問について、今回はチャイルドシートの安全基準を中心に調べて詳しく書いていこうと思います。
では、最後までお読みくださいね。
もくじ
1. 6歳を過ぎてもチャイルドシートを使用した方がいい?
先ほど述べたように、6歳未満の子供はチャイルドシートを使用する義務がありますが、これは6歳以上になったら使用してはいけないという事ではありません。
本来車に備え付けらえているシートベルトというのは、身長が140㎝以上の人間に合わせて作られています。
子供が6歳を超えたからといって140㎝以下でシートベルトを使用していた場合、万が一の事故の場合にシートベルトが本来の機能を発揮せずに、首の骨や内臓を傷つけてしまう可能性がありますので注意しましょう。
根本的に法律やルールを守るためにシートベルトや、チャイルドシートを着用するというよりは、大切な我が子を守るために必要なことだと認識しましょう。
2. ECE規則44号「ECE/R44」とは
2-1. 古い基準と新しい基準
チャイルドシートには新しい安全基準と古い安全基準が存在します。
まずは古い基準から説明します。
これまで日本で使われていたチャイルドシートの安全基準は日本が独自に定めたものが使われていて、その基準をクリアしたものだけを安全な商品として国内で販売される事が許されていました。
その時にアメリカでは「FMVSS No213」ヨーロッパでは「ECE/R44」という基準が使われていて、この安全基準は日本と同等の安全が保障されているとし、この基準を満たしていれば輸入して販売する事が許可されていました。
そして新しい基準に切り替わる経緯になった事ですが、これからもっとチャイルドシートの安全を高めていこう!という動きになり、国際協調を頻繁に行う事となり、国外の技術を日本に取り入れていく運びとなりました。
そこで先ほど登場したヨーロッパの「ECE/R44-04」が日本の新しい安全基準として使われる事となります。
2-2. ヨーロッパを基準として安全基準
ですが、なぜ日本と同等の安全基準をもったヨーロッパの基準に切り替わったかというと、ヨーロッパは先進国の中でも、チャイルドシートの安全に対しての技術の進歩は著しいものがあり、これを日本でも取り入れようという動きになりヨーロッパの安全基準が使われ出したと言われています。
2012年の7月には、安全基準の移行期間は終了して「ECE/R44」の安全基準が表示されていないチャイルドシートの販売は禁止されています。
2017年現在では、この安全基準以外のチャイルドシートが販売されている事はないと思いますが、万が一のために安全基準マークの確認をするようにしましょう。
また2012年以前に買ったチャイルドシートは今の安全基準を満たしていないという事になりますが、使用していたらすぐに法律に罰せられるという事でもありません。
ですがもちろん、チャイルドシートの安全も日進月歩ですので、新しいものを使う方がより安全性が高いのでそちらの使用をおすすめします。
そして、次世代の基準として『I-SITE』という基準も存在しています。
合わせて読みたいチャイルドシートの安全基準は?I-SIZEとは何?
3. チャイルドシートの着用が免除される時がある?
冒頭で述べた通り、6歳未満の子供にはチャイルドシートをつける義務がありますが、これはあくまで義務であり着用が免除される場合があります。
・車の構造上チャイルドシートが設置できない(幼稚園の送迎のバスなど)
・車に可能な限りチャイルドシートを設置しても、それ以上の子供がいる場合
・著しい肥満やその他の身体の状態によりチャイルドシートのサイズが合わない
・チャイルドシートに座らせたままでは、行う事のできない授乳やおむつを変える場合など
・なんらかのトラブルで子供を緊急で警察や病院に連れて行く場合
・バスやタクシーを利用する場合
このように状況に応じて、チャイルドシートを免除される場合がありますので、もし着用に支障がある場合も法律で罰せられるわけではありませんのでご心配なく。
4. チャイルドシートの安全基準について~終わりに~
今回はECE規則44号「ECE/R44-04」を中心にチャイルドシートの安全基準について調べて詳しく書いていきましたが、いかがだったでしょうか?
補足ではありますが、チャイルドシートには
・乳幼児用
・幼児用
・学童用
の三種類あり、子供の成長に合わせて使用する事ができます。
まだ体が未熟な乳幼児をチャイルドシートに乗せるのは少し不安のように思えますが、抱っこしているよりも車の振動や事故時の衝撃を防ぐ事ができますので、着用をおすすめします。
子供が生まれ、車社会の地域で子育てをする方はチャイルドシートを使用する事があると思いますが、子供に合ったチャイルドシートを使用するように注意して下さい。
また少し高価なものですが、子供の未来を守るためには安い買い物だと思いますので値段よりも安全を第一に考えましょうね!それでは!
PaPa
むすこくん
PaPa
安全基準ECE規則44号「ECE/R44-04」も含んでチャイルドシートの選び方を詳しくまとめました。