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赤ちゃんの足から考えるファーストシューズ!その選び方と注意点は?

むすこくん

パパ、この靴はきたくない。

 

靴が合わないのかな?他の靴を探してみようか。

PaPa

 

ファーストシューズを選ぶのはとても迷いますよね。
可愛い靴を買ってあげたいけど、
足にとってはどうなんだろう、と悩む方も多いはず。

 

靴はただ足を守るためのものではなく、
赤ちゃんの健やかな足の成長をサポートしてくれる大切なものです。

 

特にファーストシューズは赤ちゃんにとって初めての靴になるわけですから、
その履き心地で歩く楽しさも変わってくるかもしれません。

 

最近では可愛いデザインのものも多く発売されていますが、
どんな靴が赤ちゃんの足にとって“いい靴”なのか。

 

赤ちゃんの足の発達と照らし合わせながら、
考えていきたいと思います。

 

 

もくじ

赤ちゃんの足はどうやって発達する?

 

生まれたばかりの赤ちゃんの足ってマシュマロみたいにフニャフニャですよね。
実はこの時期の足の骨はまだ軟骨で、固まりきっていないんです。

 

つかまり立ちを始めて、つたい歩きをするようになることで
徐々に足の骨が強くなり、歩く距離が少しずつ伸びてくることで
足のアーチ(土踏まず)が作られていきます。

 

最近では、小学生の浮き指(https://president.jp/articles/-/16479)や、
姿勢の悪化が話題として取り上げられることが増えてきました。

 

専門家の間では、「外遊びが少なくなったから」「歩く距離が短くなったから」
という理由が考えられていますが、それ以外にも
「靴の性能が良くなりすぎたからではないか」という理由も言われています。

 

重力に負けないように体を支えるためには、
足のアーチや体幹部がしっかりと機能しなければいけません。

 

転ばないようにがっちりとした靴が足を守ってくれる、
靴にバネの機能がついて歩きやすくなっている、
というように靴の性能が良くなると、靴を履いている時は歩きやすくなる反面、
体を支える筋肉の機能自体は鍛えられなくなってしまいます。

 

なので、ファーストシューズ選びで考えるべきことは、お子さんの足の成長を
阻害していないかどうかを優先的に考え、その上で履かせやすさであったり
デザインを考えていくといいのではないでしょうか。

 

 

ファーストシューズを選ぶ基準

 

今では様々な機能を兼ね備えた靴が発売されていますが、
あまりにもデザインに凝ったものや、
がっちりしたものは赤ちゃんの足の成長を阻害してしまう可能性があります。

 

できれば、素足感覚のものを選ぶように心がけてください。

 

 

軽くて柔らかいもの

 

素足に近いものといえば、やはり軽くて柔らかいものが一番ですね。
靴が重いと重心の位置が下がるので、意外と安定しやすくなります。

 

赤ちゃんは不安定なのですから、転ぶのは当たり前なんです。
転ぶことでどうやったら転ばないようになるのか、
自然に覚えていくのが正しい成長と言えます。

 

赤ちゃんが転ばないようにと、重みがありしっかりとした靴を
最初から履かせてしまうと、靴のおかげでバランスが取りやすくなります。

 

逆に言うと、自分の体でバランスをとる能力が養われなくなってしまうので、
体が大きくなるにつれて転びやすくなってしまう可能性が高くなります。

 

ただし、柔らかすぎるものは変形しやすくなり、
変な癖がついてしまうこともあります。

 

できれば踵の部分はしっかりしていて、
指先は曲げられるタイプのものがいいかなと思います。

 

 

大きく開いて履かせやすいもの

 

これは単純に履かせやすさの問題です。
まだまだ自分で靴を履くことはできないので、
ママが履かせてあげないといけませんよね。

 

ただし、赤ちゃんがその場でおとなしく待っているとは限りません。
ママが遊んでくれると思って逃げる子もいれば、
靴を嫌がって泣いてしまう子もいます。

 

時間をかけることなく、
隙を見つけたらスッと履かせることがポイント。

 

そのためにも、マジックテープでガバッと開くことができたら、
簡単に脱ぎ履きすることができます。

 

 

足のサイズに気をつける

 

赤ちゃんの時はすぐに足のサイズが変わってしまうので、
ネットではなく実物を実際に履かせてから靴を買うようにしてください。

 

大きすぎると靴の中で足がずれてしまい、
小さすぎると指先がつぶされてしまいます。
また、赤ちゃんの足の特徴として幅広で扇型をしています。

 

同じサイズであってもメーカーによって大きさや形状は異なりますので、
足にあったメーカーを選ぶこともポイントの一つではないでしょうか。

 

 

ファーストシューズ選びの注意点

 

赤ちゃんが転ばないでスムーズに歩けるように、
しっかりとした型の靴や、つま先が上がった靴も販売されています。

 

靴はあくまでも体のサポートをするものですから、
足の健やかな成長を阻害してはいけませんよね。

 

靴によって体を支えられてしまうと、
靴を脱いだら体を支えるものがなくなってしまいます。

 

その結果、転びやすくなったり、足の指やアーチ機能がうまく使えていなかったり、
姿勢が悪くなったり、といった症状が出やすくなってしまうのです。

 

特にデザインを重視して選んでしまうと、
履かせにくかったりすることもあるのでストレスになってしまうかもしれません。

 

 

たくさん歩いてほしいという思いをこめて

 

ファーストシューズを選ぶときは、
実物をしっかりと持って履かせてみることが大切です。

 

・ 軽くて赤ちゃんにストレスがないか
・ 足を入れるところがガバッと開いて履かせやすいか
・ 大きすぎたり小さくないか

 

という三点に気をつけるだけで、ストレスのない靴選びができると思います。
たくさんお散歩をして、お子さんの健やかな成長をサポートしていきましょう。

 

むすこくん

パパ、この靴大好き!

 

そうかい、気に入ってくれて良かったよ。

PaPa