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保育所の教育方針や理念から見向く保育環境とは?

保育所申込書を提出する方のために。

前回、冒頭でお伝えしました通り、愛しい我が子のために、保育所が子どもに与える環境をもっとよく学んでいきましょう。

保育所を探し始める際に、どんな保育所なのか?まずは、保育所のホームページを見たり、パンフレットを集めたりしますよね。
そこで、最初に目に入るのは保育所の保育方針や理念。そして、年間行事ではありませんか?

 

なるほど!なるほど!と、納得いく方針ばかり。どの保育所の方針や理念も魅力的。仕事で忙しい時期に、季節柄のイベントを我が子も味わえるなんて、良かった。当たり前ながら、子ども達の保育に必要なことばかり書いています。

 

そこで、保育所の方針について、入所してからこんなはずではなかったと後悔や矛盾が生じないように、ちょっとした相談があった実話とともにお伝えしたいと思います。
ぜひ、申込書を提出する前に、保育所見学で保育士に質問してみてくださいね。

 

 

もくじ

虫よけスプレーをすることはNGなの?―自然活動を推奨している保育所―

最近、教育面でも重視されている野外体験!つまり、自然体験学習のことです。

保育所の方針や行事にも「野菜収穫」「虫取り体験」「どろんこ保育」「自然派保育」などの自然と触れ合いながら、子どもたちの健全な育成に貢献するものだとうたわれていますね。確かに、子どもたちのためにも大切なこと。

 

ここで注意してほしいことがあるんです。それは、野外に必ずいる「虫」という存在。
「虫」がどうしたの?と疑問に持たれた方!!ご存知の通り、子ども達は虫に刺されてしまいます。

保育所の方針で、虫よけスプレーを塗ったりすることはNGのところもあるんです。

 

・野外で活動するのだから虫に刺されてしまうのは仕方がない。
・走り回って、石につまずいて転んで怪我しても、怪我をすることで強くなることもある

 

と、思われている方。野外体験で仕方がない出来事かもしませんが、できれば防ぎたいこと。いえいえ。対策をとって防ぐべきことなのです。野外体験や自然派保育を推奨することと、自然界から受けるリスクを負うものは別な考え方です。

 

保育所を見学した時や入園説明の時に、保育所から「この保育所は虫よけスプレーは持参禁止です
とはわざわざ言われないですよ。私たちが当たり前だと思っている認識が、保育所の方針と違うことが、おおいですよ。

 

 

教室は寒い?暑い?―自然体が一番、冷房や暖房はスイッチOFFな保育所―

もう一つ、気になっていただきたいこと。それは、空調管理。保育所を見学する季節や時間帯によっては、窓を開けて換気をしているときもありますよね。「そうなんだー。今、換気をしているのね。」と思い込みをしては危険ですよ!

 

ここで注意してほしいことがあるんです。

今の世の中、冷房や暖房などの設備があって当たり前!なんて、思ってはいけませんよ。もしかしたら、備えられているだけで稼働していないかもしれません。

 

・強い子に育てよう
・冷房や暖房の効いた部屋に長時間いるのは子どもの体にはよくない

 

などと、思われている方。熱中症になる危険性があります。
適切適時に冷房や暖房を使っているかが大切ですね。

 

さらに、もう少し踏み入れて保育園の方針を気にしてみると、季節ごとで園内の遊具で遊ぶ活動時間帯が違うんです。夏場は、日差しが陰る少し涼しくなる午後3時以降。冬場は温まり始める午前10時頃に活動している子どもたち。保育所によっては、一年の中でも季節ごとに活動時間を変えているんです。

 

 

保育所の壁紙に注目―英才教育・SI教育、読み書きを実施している??―

子どものころは、楽しく元気に遊んでほしい。遊ぶことは勉強の一つなのだから。保育所の方針で差が出る子どもたちのマナーや教育に視点を当ててみましょう。

 

さほど気にせず眺めている保育所の壁紙。建物がキレイとかの判断ではありませんよ。壁紙に子ども達が過ごしてきた出来事を張りつけてある保育所!!よく見ますよね。見ているだけで、楽しそう!いろんなことを経験できる保育所かもしれない。と、見とれちゃいますね。

 

保育所見学をした際に、壁紙にも注意してほしいものです。
これまでの保育所の活動を発表している大きな情報収集源ですからね。活動を通じて保育所の教育方針を見抜きましょう!

 

子ども達の感性を育てる絵、読み書きを習っている習字や硬質、そろばん、遠足やお花見やプール開き、七夕、映写会、十五夜祭り、餅つき大会などさまざま活動時の写真を記録として壁に掲示している保育所がほとんど。

反対に、キレイに本来ありのままの壁紙が維持されている保育所もありますよ。保育士に質問すると「特に行事はなく一日を過ごしています」とお話を頂くことも。

しかし、何かしらの活動をしている保育所。見てわからないことは積極的に保育所に質問してみましょうね。

 

 

まとめ

今回は、見落としがちだったり、思い込みが保育所の方針と異なってしまわないためのポイントをご紹介しました。自然観の環境で五感を養うことは非常に大切なこと。

しかし、活動をする上では、保育所がリスクマネージメントをしっかり行って認識しているかが大切ですね。保育所の方針は従わなければトラブルのもとや、預けられない現状になりますから、後悔しないために、ちょっとした疑問はなんでも質問しましょう!

 

また、0歳や1歳の入所を希望するお母さまやお父さま方、入所する月齢のクラスだけではなく3歳~5歳クラスの子ども達がどんな活動をしているのかもしっかり見ておきましょうね。来年度は、次のクラスの活動をするわけですから!

 

子どもの発達や五感を養うために必要な時期であるこの頃。
保育所ならではの教育方針や理念で子どもに秘めた無限な可能性を伸ばしてあげましょう!

自然体験インストラクターとして教育型農村漁村体験や自然体験を指導する初ママの気になる保育所の安全管理対策・リスクマネージメントの認識度についてのお話でした。