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赤ちゃんのおんぶ紐はいつから?いつまで使える?

かわいい赤ちゃん。いつも抱っこして見ていたい!そんな気持ちもありつつ、実際には家事もしなければならない。

産後のママ自身も、赤ちゃんが寝ている間は少し寝たい・・・でも時間がない・・・というジレンマに悩んでいませんか?

 

そんな時の便利グッズの一つが、『おんぶ紐』です。おんぶ紐と聞くと、少し昔のおばあちゃんが使っていそうなイメージがあるかもしれませんが、最近では抱っこ紐と同じようにおしゃれなおんぶ紐も登場してきています。

今回は、おんぶ紐を使うときの注意点などを踏まえて、上手に育児と家事を両立するためのおんぶ紐活用法をお伝えします!

もくじ

おんぶ紐とは

おんぶ紐とは、言葉の通り、赤ちゃんをおんぶする時に、背中に赤ちゃんを固定する道具です。

昔は太めの紐を使って、赤ちゃんを背負いながら農作業や家事をしていました。そんなイメージ写真を歴史の教科書などでも見た事があるのではないでしょうか。

 

おんぶ紐は、昔から、育児と家事を両立するための便利な道具として使われてきていて、今でも育児中のママ・パパを助ける道具として存在し、更に昔より高機能になってきています。

 

最近のおんぶ紐は大きく分けて『単機能型』と『多機能型』があります。そのままの意味ですが、単機能型のおんぶ紐はおんぶ専用のもので、価格がお手頃だったり、とても軽く、小さくたためるなどのメリットがあります。

一方で、多機能型のおんぶ紐は、抱っこ紐と兼用できるもののことを言います。多機能型の場合の多くは抱っこ紐として販売されており、様々な抱き方の中の一つとして「おんぶもできる」という記載がされて販売されていることが多いです。

 

もし、今お手元に抱っこ紐があったら、取扱説明書を見るとおんぶの仕方も書いてあるのではないでしょうか?多機能型のメリットは、抱っこもおんぶも一つでできてしまうというところで、短い赤ちゃん期の道具をたくさん用意する必要がないというところです。

 

 

おんぶ紐はいつから使える?

おんぶ紐は、首が座った赤ちゃんから使用することができます。

首が安定する前では、おんぶをする動作の時に、赤ちゃんの首がぐらぐらしてしまい、事故になってしまうことも心配されますので、絶対にしないようにしましょう。

 

多くの取扱説明書では『4ヶ月頃から』と書いてありますが、自治体で行われている4ヶ月健診の際に首が座っている、もしくは首座りについて何か指摘事項はなかった場合から使用開始できるというイメージです。

ただし、赤ちゃんの成長には個人差があるので、2ヶ月あたりから首が安定してきて、ママ・パパもおんぶする際に、赤ちゃんの首に負担がないことが確認できる場合には、おんぶ紐を使い始めることができます。

 

昔は、生まれて数週間の赤ちゃんでさえおんぶしていた時代もありますが、昔の赤ちゃんは半纏などを着せられていたため、首筋や背中が衣類によって安定していたので、そのようなことができたと考えられています。

現代の赤ちゃんはそんなに厚着しませんから、首座りを基準に使用を開始してくださいね。

 

 

おんぶ紐はいつまで使える?

おんぶ紐は、赤ちゃんの重みを支えられる間は使用できますが、多くのおんぶ紐は2歳ごろまでの標準体重を基準につくられているようです。

それ以降に我が子をおんぶする時には、おんぶ紐を使う必要なく、子ども自身がママ・パパの背中にくっつくことができるためだと考えられます。

 

寝てしまった我が子を背負いたい・・・と思っていても、おんぶ紐の許容重量を超えた子どもに抱っこ紐を使うのは、とても危険です。便利な道具ではありますが、安全に利用しましょうね。

 

 

おんぶ紐はどんな時に使う?

さて、おんぶ紐はとても便利な育児グッズだと言いましたが、実際にどんな利用方法があるのか紹介していきます。

まずは、おうちの中での利用シーンです。抱っこではかがみづらいのは容易に想像できると思いますが、家事の中には意外とかがんだり、前のめりになる必要のある作業が多くあります。

お風呂洗いやトイレ掃除はその代表例ですが、特にお風呂掃除はお腹に赤ちゃんを抱きながらでは滑ってしまう危険もあるので、おんぶ紐が大活躍するシーンです。

 

また、前に赤ちゃんがいると危ないシーンも多くあります。その中でも、毎日避けることのできない料理です。ガスを使う時や包丁を使う時、お腹側に赤ちゃんを抱いていては危険ですよね。

 

しかしおんぶをしていれば、火を使うことや刃物を使うことも危険を避けることができます。

しかも、おんぶ紐の中でも高い位置でおんぶできるタイプを使用すると、ママやパパの肩越しに赤ちゃんが料理している風景を見ることができるので、将来料理好きな子どもになる!とも言われています。

ただし、油跳ねには注意してあげてくださいね。

 

外出時にはあまりおんぶ紐を使っている人を見た経験は少ないかもしれませんが、おんぶをしていると足元もしっかり見ることもできますし。

肩甲骨への負担も少なくて済むため、赤ちゃんが重くなってきた時の外出時などは、おんぶ紐をうまく活用するいいチャンスです。

 

スーパーで買い物をする時なども、カートを押しやすかったり、会計後のカゴを荷造り台に持っていって袋詰めする作業でも、前面が空いていた方が作業しやすいですよね。

また、上の子まだそんなに大きくない場合は、下の子をおんぶ紐に入れてお出かけすれば、上の子がぐずった際やトイレに行きたいと言った際にもママ・パパは楽に抱っこしたり、上の子のトイレのサポートをすることができます。

 

おんぶ紐の注意点

そんな便利なおんぶ紐ですが、使用の際にはいくつか注意点があります。

まず一つは、『必ず赤ちゃんの首が安定してから使用すること』です。抱っこをしている時よりも、おんぶをしている時の方が、ママ・パパの目が届きにくくなります。

赤ちゃんの首が後ろにダランとなっていては、頸椎に負担が掛かり過ぎて大変な事故になってしまうこともあります。

首が座った後の赤ちゃんをおんぶする場合でも、寝てしまっている時などは首が後ろに垂れてしまうことがあるので、カバーで首を支えてあげるなどして、赤ちゃんが取り返しのつかない怪我をしないように気を付けてあげましょう。

 

また、目が届きにくいことから、ママ・パパの背面の障害物との距離感がうまくつかめず、抱っこ紐に入った赤ちゃんが壁や柱に当たってしまったり、足が棚にぶつかってしまって怪我をするということもあります。

特にキッチン周辺はあまりスペースが広くない割に、火元や刃物があるので、背負われた赤ちゃんが怪我をしないように、危ない箇所はないか、危ない箇所で作業をする場合は、多少赤ちゃんが泣いていても、安全な場所に赤ちゃんを寝かせて作業を済ませましょう。

 

最後の注意点としては、『おんぶをする動作中の転落に注意』です。

小さな赤ちゃんは、まだおんぶをされる時に、ママ・パパにうまくしがみつくことができません。

なので、おんぶをしてあげる動作中に赤ちゃんが滑り落ちてしまう危険性も高いです。

 

欧米のママは比較的お尻が大きいので、お尻の上に赤ちゃんをひょいと乗っけて、その体制からおんぶ紐を結ぶというやり方もありますが、多くの日本人の体形ではなかなか難しく危険を伴います。

ママ・パパの2人がいる時には、お互いサポートしながら赤ちゃんをおんぶしてあげたり、1人の時には、お腹側でまずおんぶ紐にしっかり固定してから後ろにクルっと回したり、台の上に赤ちゃんを乗せておんぶ紐に固定してからリュックサックをゆっくり背負うようにしてあげるなど、赤ちゃんが絶対に転落することがないようにしてくださいね。

 

まとめ文章

お出かけ時の抱っこ紐のように、おんぶ紐はママ・パパの日常をサポートする便利グッズです。これからおんぶ紐や抱っこ紐の購入を検討する場合は、ママ・パパでメリットを比較して、単機能型と多機能型のどちらを用意するか相談してみてくださいね。

 

首が座ってきた赤ちゃんは、新生児期より起きている時間が多かったり、抱っこをせがむ時間も多くなってきます。

おんぶ紐をうまく使って、赤ちゃんが安心できる状態を保ちながら、効率よく家事をこなせるようになれば、育児ももっともっと楽しめそうですね。