「頭のいい子になって欲しい」「豊かな発想力のある子になって欲しい」。赤ちゃんのママ・パパなら誰しも、そんな希望を赤ちゃんに抱いているものではないでしょうか。
赤ちゃんは遊びを通して脳を鍛え、将来吸収力のある脳になっていくと言われています。その中でもよくオススメされるおもちゃとして、ブロックがあります。
今回は、知育おもちゃとしてなぜブロックがオススメなのか、そして、赤ちゃんや子ども、それぞれの年齢にあったブロックおもちゃを紹介していきます。
もくじ
知育ブロックがオススメの理由
知育おもちゃの中で、なぜブロックがオススメされるのでしょうか?
手は『外に出た脳』と呼ばれることもありますが、手先を使うことは、脳に刺激を与えます。そして、その手先を使う遊びとして、ブロックが最適だと言われています。
ブロック遊びでは、指先で物を掴んだり、語りにはめるために手首をひねったり指先をねじったりする動作があります。また、的を絞って突起を穴にはめる動作によって、脳の中で描いたイメージ通りに体を動かしていかなければなりません。
さらに、積み木のようなブロック遊びでは、ブロックが倒れないように自然と重力を意識しながらブロックを重ねていくことを学びます。
さらに、ブロックを使ってお店やお家を建てたり、乗り物や道具の形を作って、お友達とごっこ遊びをすることにもつながるので、社会性を身につけるきっかけにもなります。
一言で『ブロック遊び』といっても、赤ちゃんや子どもにとってブロックはまさに無限の可能性を秘めたおもちゃです。指先を使って論理的な脳みそを鍛えると共に、ブロックというツールを使ってお友だちと楽しく遊べる社会性を養えるので、知育おもちゃとしてもとてもオススメなのです。
赤ちゃんが喜ぶ知育ブロックを選ぶポイント
ところが、赤ちゃんにブロックを買ってあげたのに、なかなかそのブロックを使って遊んでくれない、と困っているママ・パパもいるのではないでしょうか。
実際にアンケートをした結果、『赤ちゃんにブロックを買ったが、遊んでくれない』と答えたママ・パパは70%に上ります。なぜこのような結果になってしまうのでしょうか?
赤ちゃんはすぐに大きくなってしまうので、服や靴を買う時には、ワンサイズ大きいものを買ったりしますよね。
それと同じように、ブロックなどのおもちゃも、今目の前にいる赤ちゃんよりも少し対象年齢の高いものをママ・パパが買い与えてしまう傾向があります。
しかし、目の前にいる赤ちゃんには、そのおもちゃは少し難しすぎて、遊び方がわからなくて困ってしまっているのです。赤ちゃんにおもちゃを買ってあげる時には、まさにその時が対象年齢になるようなおもちゃを買ってあげるようにしましょう。
また、0~2歳くらいまでは、誤飲の危険も多くあるので、購入するおもちゃの安全性にも配慮が必要です。口に入らないような大きめのパーツであったり、誤飲しても窒息の危険性が低くなるようパーツ一つ一つに穴が開いているというような工夫の施されたブロックを買ってあげるようにしましょう。
逆に、3歳児以降、幼児さんになってくると、複雑で繊細な作品に挑戦したくなるものです。そのくらいの年齢になったら、少し小さめのパーツがたくさん入ったセットを買ってあげると、大人が思いもよらないような作品を作って見せてくれるかもしれません。
大事なことは、今目の前にいる子どもが、どんなブロックで遊びたいのか、興味があるのかを見極めて買ってあげることです。おもちゃ屋さんのブロックコーナーで試しに遊ぶことができる場合には、実際に遊ばせてみて、「これ欲しい!」と言われたものを買ってあげるのが一番いいですね。
人気の知育ブロックを紹介します。
知育ブロックといえば!とお馴染みなのは『LEGOシリーズ』ですが、他にも様々な特徴を持つブロックが存在します。
上にも書きましたが、ブロックは、赤ちゃんの年齢に合わせて買ってあげるのがベストですが、中でも長く使えるおもちゃや、LEGOのようにシリーズになっていて、年齢が上がるごとに同じシリーズのグレードを上げていくというのもいいかもしれません。
具体的に、どんなブロックが人気なのかは、この後、赤ちゃんや子どもの年齢毎に分けて、ご紹介していきますね!
1歳からのブロック
1歳の赤ちゃんに買ってあげるブロックで気をつけたいことは、誤飲と色合いです。誤飲事故が起こらないように、また、まだ手先が器用に動かせないことから、大きなパーツのブロックを買ってあげましょう。
さらに、カラフルな色合いのものだと、赤ちゃんが視覚的にも楽しむことができるので、パーツが原色遣いでつくられているといいですね。
中でもオススメなのは『フィッシャープライス はじめてのブロック』です。つみ木のような形状ではないですが、形合わせをしてパズルのように楽しむことができるブロックです。
パーツが大きめで、色づかいも鮮やかで、小さな赤ちゃんにはぴったりです。
2歳からのブロック
2歳の赤ちゃんにオススメなのは『学研 ニューブロック』です。
保育園やキッズスペースなどで見かけることも多い、このニューブロックですが、全てのパーツが大きめのため、まだまだ口に物を入れて確かめたい赤ちゃんの誤飲事故を未然に防ぐことができます。
また、プラスチックでできていて中が空洞なので、軽くて軟らかいため、赤ちゃんが投げたりしても音が気にならないというメリットもあります。マンション住まいでも安心ですね
ニューブロックには『はじめてセット』と呼ばれるものから、子どもに人気のキャラクターをあしらったりシリーズ展開もあるため、長く使うことができそうです。
3歳からのブロック
3歳の赤ちゃんにぴったりなのは『友愛玩具 ペタペタブロック』です。ペタペタブロックは、まだ口コミなどの情報も少ない、比較的新生のブロックですが、某通信教育などでも教材として取り上げられているなど、注目のブロックです。
ペタペタブロックは、パーツ全体が剣山のような作りになっていて、言葉通り、パーツ同士のどの部分を合わせてもくっつけることができます。
子どもの自由な発想でブロックを組み合わせられますし、「うまくつなぎ合わせられなくてイライラしてしまう」ということもありません。自分で何でもやりたい盛りの赤ちゃんにはぴったりのブロックです。
4歳からのブロック
4歳くらいになると、保育園や幼稚園など、小さいながらにも社会に出ていく子どもたちが大半を占めるのではないでしょうか。ブロックを通してごっこ遊びができるという意味でもおすすめです。
『LEGO ジュニア』では、映画やアニメのキャラクターがパーツに含まれているシリーズが展開されており、そのキャラクターのための乗り物や家をつくるなど、場面を意識したブロック遊びをすることができます。
お友達と遊ぶのはもちろん、お家で一人遊びをする時にも、出来上がったものをママ・パパに見せに来てくれたりして、親子で楽しむことができます。
LEGOシリーズでは、もしも当初購入したキャラクターに飽きが来てしまったり、追加のパーツが欲しくなったとしても、同じサイズでの商品展開が多くあるので、今あるおもちゃに追加してブロックを購入できるという意味で、経済的にもおすすめのブロックです。
5歳からのブロック
5歳では、物を掴んで方向を変えるだけではなく、摘まんで形を変えるという作業も含まれるブロックで、より手先を器用に動かせるようにするのはいかかでしょうか?
『コクヨ Wammy』は、見た目が変わったブロックですが、いろいろな方向につなぎ合わせたり、捻じったり曲げたりでき、立体をつくることが前提になっているブロックなので、『立体の組み立て方を頭の中で描く力』が身に付きます。
大人でも戸惑ってしまうような形のブロックですが、わかりやすいガイドブックもついているので、まずは親子で遊んでみるのもいいかもしれません。
球体や王冠のような形も作れ、ラメの入ったパーツ展開もあるので、意外と女の子がハマってしまうブロックかもしれません。
6歳からのブロック
いよいよ年長さん、来年には小学校!というお子さまにおすすめなのは、『ボールネンド ZOOB』です。
前述のWammyのように立体をつくることができるブロックですが、パーツの形が5種類あり、はめ込むのに少し力が必要になるので、6歳くらいからがベストでしょう。
Wammyはどちらかといえば女の子が気に入るようなアクセサリーのようなものを作ることができましたが、ZOOBでは、恐竜や虫のような形をつくることができ、特に男の子の興味をひきそうです。Wammyと同様に、いろいろな形をつくることができるので、大人でも十分に楽しめそうです。
パパと子どもで熱中してしまう・・・というような口コミもあるくらい、6歳以降も長く使えるブロックです。
まとめ
ひと口に『知育ブロック』と言っても、さまざま種類がありますね。大人でもnanoブロックなど、雑貨屋さんで売っているくらい、ブロックは長く使える知育玩具です。
大事なことは、『年齢に応じたブロックをあげること』です。赤ちゃんはすぐに大きくなってしまいますが、赤ちゃんの『今の時期』は今しかありません!その『今』に遊べるおもちゃを買ってあげて、赤ちゃんの豊かな発想力を引き出してあげましょう。