我が子の「あれも欲しい、これも欲しい!」に困ってしまっているママ・パパはたくさんいるのではないでしょうか?
子どもが遊びたがるおもちゃを買ってあげたい気持ちは山々だけど、全部買ってあげるのは、お財布的にもおうちの空間的にも厳しい・・・というのが正直なところですよね。
せっかく買ってあげるなら、子どもの発達に良いおもちゃを買ってあげたい!と、いうことで、今回は、知育おもちゃのおすすめを年齢別に紹介していきます!
もくじ
知育おもちゃとは?
そもそも『知育おもちゃ』と『普通のおもちゃ』に違いがあるのでしょうか?
知育おもちゃとは、子どもの知能や心を育てることを目的にしたおもちゃという定義になっています。
しかし、小さな子どもにとって、全ての経験が学びですし、大人が意識していなくても、子どもたちは今ある環境の中でいろいろなことを考え、学んでいます。
なので、『知育おもちゃ』は『普通のおもちゃ』に含まれていると考えて大丈夫です。
知育おもちゃを選ぶポイント
知育おもちゃを選ぶ最大のポイントは、『子どもが遊んでくれること・使ってくれること』です。せっかく準備したおもちゃも、子どもが興味を示してくれなかったら意味がないですよね。
ここで大事なことは、対象年齢に沿ったおもちゃを買ってあげることです。生まれたての赤ちゃんから小学校に入るまで、乳幼児期の成長はめまぐるしいものです。
その年齢に応じたおもちゃを上げることで、子ども達は興味を持って遊んでくれますし、その遊びを通して、手先の器用さや脳での空間把握の力、語彙の獲得や、思いやりなどの社会性を身に付けていきます。
遊べる期間が短くてもったいない!と思いがちですが、『今の我が子』にぴったりのおもちゃをプレゼントしてあげましょう。
人気の知育玩具を紹介します。
では、具体的にどのような知育おもちゃが子ども達に人気なのでしょうか。
1歳から6歳までの子ども達に人気の知育おもちゃをまとめてみました!
1歳からの知育おもちゃ
赤ちゃんは『繰り返し』が大好きですが、エンドレスで遊んでくれるおもちゃは『くもん くるくるチャイム』です。
大きめのボールを鳥さんの頭の穴に入れて、くるくる回って出てくるのを眺めるおもちゃですが、物を追視する力や物を掴んで目的の場所に入れる器用さを身につけることができます。
また、色とりどりのボールが入っているので、色を覚えるのにもいいですね。ボールが落ちたところでチリンとチャイムが鳴るのもかわいいです。ひたすら同じ行動で遊ぶおもちゃなので、集中力を鍛えるのにも向いています。
体を鍛えるおもちゃとしては、ジャングルジムやすべり台です。
ジャングルジムやすべり台を上る動きの中では、自分の体重を支えて持ち上げる力が身に付きますし、すべり台を滑る動きでは座った姿勢を保つための筋肉を鍛えることができます。
また、落ちてしまった時も受け身を取る癖が身につくので、大きなけがをしないようになります。
おうちの中で設置できる広さがある場合には、おもちゃを買ってあげてもいいですね。床にクッションシートを敷いてあげれば、落ちても安全に遊べます。
マンション住まいなどで音が気になったり、置ける広さがない場合には、公園にあるジャングルジムやすべり台で遊ばせてあげましょう。どちらも、保護者が見守ることをお忘れなく!
2歳からの知育おもちゃ
2歳の赤ちゃんはおしゃべりもできるようになってきて、親子のコミュニケーションをとることもできるようになってきます。
この時期におすすめしたいのは『七田式 くまのひもとおし』です。
これは、大小や色が様々なくまさんがセットされていて、紐とおしをすることで手先の器用さを鍛えるだけではなく、大きさの把握をしたり、くまさんを親子で分けたりするなど数を認識するのにもつかうことができます。
紐とおし自体は1歳前から始めることをおすすめする保育士さんがいるくらい早めに開始してもいい遊びなので、2歳を待たずとも買ってあげて、乳児期に長く使えるおもちゃです。
また2歳になると体力もつき、歩行も安定して走ることもできます。ここでおすすめなのはトランポリンです。子どもはなぜか跳ねるのが大好きで、ママ・パパも小さい頃、ベッドの上で跳ねて叱られた記憶がありませんか?
跳ねるという行動では、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋肉を鍛えられますし、足元が不安定な所での動作なので体幹を鍛えることもできます。
何より、大人の健康グッズとしても使えるので、家族みんなで遊べるのがいいところですね!
3歳からの知育おもちゃ
3歳くらいになると、自由に物を繋げて遊ぶということに興味が出てきて、いろんなものを作ってママ・パパに見せに来てくれます。
『コクヨ アイクリップ』では、『摘まむ』という人生で欠くことができない動作を鍛えることができます。また、作ったもので遊ぶこともできるので、動物や乗り物をつくることもできます。
アイクリップから新しいおもちゃが出来上がるような感覚で子どもも遊んでくれますよ。
体を使うおもちゃとしては、そろそろ自転車の練習を始めることを考えるママ・パパもいるのではないでしょうか。
いろいろなランニングバイクがありますが、価格・性能から『へんしんバイク』が最もおすすめです。
はじめはランニングバイクとして使用でき、その後にペダルのアタッチメントをつけることで自転車として使用できます。
動くものに興味が出てきて、転んでも大きなけがにつながらなくなってきた3歳くらいから、自転車の練習にもってこいのおもちゃです。
4歳からの知育おもちゃ
だいぶ語彙力のついてくる4歳におすすめなコミュニケーションおもちゃとしておすすめなのは『Nathan テルミーザピクチャー』です。
これは日本では少ない対話式のおもちゃですが、指示者と作業者が分かれて、台紙のどこに何のパーツを載せるか、ということを言葉で説明して、指示通りに作品を仕上げていく、という遊びです。
少し高度そうに見えますが、親子のコミュニケーションにもつながりますし、かわいらしいイラストが子ども達に人気です。
また、体を使うおもちゃでは、縄跳びを買ってあげるのにいい時期です。
子ども用の縄に重量感のあるものの方が丈夫で跳びやすいです。最初から前跳びを練習するのではなくて、電車ごっこをしてみたり、紐を地面に這わせてヘビさんを跳び越えるという遊びから始めてもいいですね。
縄跳びも自転車と同様、小学校に入るまでにできるようになっているといい運動なので、少しずつ練習を始めてみてはいかがでしょうか?
5歳からの知育おもちゃ
年中さんでは、ひらがなにも興味が出てくる頃です。『学研 ひらがなどうぶつえあわせかるた』のは対象年齢が6歳からとなっていますが、日本語だけで遊ぶならば5歳からでも十分に使えます。
読み札にその動物の豆知識や英単語が載っているので、5歳以降、長く使えるかるたでもあります。
お友達同士でコミュニケーションをとったり、決められたルールに則ってゲームするというのも社会性を身につける理由からおすすめです。
5歳でも簡単に始められるのは『Ravensburger コンタクトゲーム』です。5cm角のカードに描かれた道や川の絵を途切れないように合わせていくゲームで、手元のカードが一番最初に無くなった人が勝ち、というゲームです。
かるたと同様に、競争するということも学び始めていい年になるので、勝敗のあるおもちゃを買ってあげるのもいいですね。
6歳からの知育おもちゃ
さて、いよいよ年長さんになりました。
自然に身についてきた語彙とは別に、小学校に入る前に身につけたいのが、簡単な足し算引き算ですよね。
算数の力を楽しみながら身につけるカードゲームとして遊べる『アミーゴ社 ハリガリ』はとてもおすすめです。
カードをめくると様々な果物が出てきますが、場に出ているカードで同じ果物が5個になったタイミングでベルを鳴らす速さを競うゲームです。
暗算の瞬発力がつくのはもちろん、ベルを鳴らす動作も加わってくるので、身も心も鍛えられる知育おもちゃです。やってみると、ママ・パパが白熱してしまうかもしれません。
そして、粘り強さや観察力を身につける時期でもある6歳に遊んで欲しいおもちゃは『タカラトミーマーケティング ジェンガ』です。
ママ・パパも遊んだ経験があるおもちゃだと思いますが、集中力、手先の器用さ、パーツをゆっくり抜く・その動作を観察する粘り強さを鍛えられるおもちゃですよね。
その他にも、お部屋にある程度の広さがあれば、ドミノを作ってみるのも6歳の遊びとしてとてもおすすめできます。
まとめ
子どもの成長の中で、それぞれの時期にどんな力を身につけるか、それに合わせておもちゃを買ってあげられるのがベストです。
「おもしろそう!だけど、うちの子にはまだ早いかも?」と思った時には、そのおもちゃの対象年齢を見てみましょう。
対象年齢より早いおもちゃは、子どもが興味を持ってくれなかったり、おもちゃとして安全性が担保されていないものも含まれています。
逆に、少し遅めでも、そのおもちゃを使って新しい遊びが生まれたりするのが、子どもの発想力の面白いところですね。
年齢にあったおもちゃを使って、我が子の創造力や運動能力、器用さなど、子どもの無限大の力を引き出してあげましょう!